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「匠」コラム 第一回 (株)バンダイ 田中 穣氏
 読者の皆様、お初にお目にかかり申す!ソレガシ、「戦国兵法 場取武礼駒」のナビゲートキャラの「場取武礼駒之介(ばとる ぶれいくのすけ)」でござる。
以後お見知りおきを。

さて、このコーナーでは「場取武礼駒」の制作に携わった熱き「もののふ」達の思いを紹介していく也。

まずは企画開発の株式会社バンダイ ベンダー事業部の田中 穣氏にお願いする也。
■この商品をなぜ企画したのは何ゆえ?
「バトルブレイクには4月~ずっと携わっていたんですけれど、あらためてプレイして
 思うのは、非常に面白いゲームだなと。
 ルールがわかりやすくて、戦略立てるのが面白いし、ダイスを使うことによって
 運の要素も勝敗に関わるから戦略だけでも強くなれないっていうのが逆に本当の戦いみたいで
 特によかった。
 それで、自分はずーっと戦国ものが好きで(笑)実はかつてもこんな商品を作ってのですが
 http://www.b-boys.jp/sss/yuuho/tenkatouitsu/index.html
 …バトルブレイクのゲームシステムで大好きな戦国ものをやれたら絶対面白いだろうなって
 思ったんですよね。」

■川中島をモチーフにしたのは何ゆえ?
「うーん、なんかパッと浮かんだのが川中島だったんですよね(笑)。」
■それだけでござるか?
「いや、冗談です(笑)。川中島って、「武田信玄」「上杉謙信」ていう戦国を代表する
 武将が、互いの戦力をぶつけあって、当然「手の内の読み合い」みたいな戦術の応酬もあって
 それでいて5回も戦って決着がつかないという…まさに戦の中の戦…みたいなイメージがある。

 たぶん、信玄、謙信。さらに武田軍、上杉軍って本当に互角だったんじゃないかなと思うね。

 で、自分も含めてなんだけど、たぶん戦国好きとかは
 「俺だったらこう戦う」みたいな想いがあるんじゃないかなあと思うんですよ。」
■なるほど。なるほど。
「自分の戦い方次第で六回目の川中島の決着をつけられるというね。
 そこが一番面白いかな…と思いますよ」

■ソレガシもぜひ、やってみたくなりましたぞ。
「ですよね。」

■さて、今回田中さんがいろいろこだわったポイントをお聞かせ願おうかのう。
「そうですね。まず、難しかったのは各軍の武将のラインナップですかね。
 武田だったら、武田24将とかいるわけじゃないですか。
 今回のセットでは各軍10体って決めてたから、誰を選ぶかっていうのはね
 かなり頭を悩ませましたね」

■なるほど。フィギュアレベルのバランスもあるしのう。
「そう。武将以外にも、足軽や忍者がいたほうが楽しいし。そしたら、たとえば
 武田軍は武将は信玄含めて7人にしなくちゃならないわけですよ。」

■確かに…それは悩むのう(笑)
「で、わりと自分の好きな武将を選びましたけどね(笑)
 人によっては「山県(飯冨)昌景」じゃなくて「赤備えは飯冨虎昌」だろうとか、
 四天王たる内藤昌豊はどうした!とかさ、あるかもしれないけど。そう考えると選べない(笑)
 個人的には、いつか24将セットで全員出したいと思いますけどね」

■武田はそうとして、上杉軍はいかがかな?
「上杉軍は、武田軍ほど詳細な資料残っていなくて。それはそれで悩みましたね。
 たとえば、直江実綱はどういう兜だろうか?と調べても直江兼続の「愛」みたいなわかりやすいのが
 資料としてない。で、ちょっとバリエーションで変わり兜が欲しかったのと、上杉譜代で謙信からも
 信頼が厚かったとしたら拝領の兜などあったかもしれないなあと想像して、
 謙信公の遺品で残っている「鉄三枚張峯界形張懸兜」をベースにしたものをかぶらせてみたりした。
 これはこれで、けっこういいなあと気に入っております」

■なるほど。謙信公はけっこう兜が残っておるからのう。
「そうなんですよね。謙信公所要の兜ってけっこう残っている。映画やTVなんかでも
 かぶっている兜がけっこういろいろありますからね。
 たぶん、謙信公は兜にこだわりがあった武将だったと思うんですよね」

■そういえば、セットに謙信公だけ頭部の差し替えパーツがあるのう。
「ええ、一般的には川中島で描かれる謙信公は頭巾というか、白い布の行人包にした姿ですよね。
 でも、それだけ兜を持っていた武将だから、信玄との乾坤一擲の戦に望んでは、当然お気に入りの
 兜をかぶったのではないかと思うわけです。だから、兜をかぶらせたかったんですよね。
 兜は謙信公の信仰に篤い部分と見栄えのかっこいい「飯綱権現前立付兜」にしました。

 ただ、人によっては「謙信といえばやっぱり白い頭巾が…」と思う人も多いと思うから
 伝統的な姿の謙信公で遊びたい人は、その姿が再現できるように2つのパーツを用意しました。
 ここは、一番のこだわりかも(笑)」

■では最後にこのページを見てくださっている皆様にメッセージを!
 「場取武礼駒は…バトルブレイクっていうとっても面白い、実績のあるゲームシステムを下敷きにしているので
 面白さは折り紙つきですね。
 戦国フィギュアも、造型にこだわったよいものになっていると思うし、メインビジュアルの長野先生や
 題字の平田先生など、「匠」の方々が参加してくださって、とってもよいものが出来たと思っております。
 戦国ファンも、バトルブレイクファンも楽しめる内容になっていると思いますので、ぜひかわいがってやってください!

 そしてぜひ、どこかの会場で皆さんと一戦交えたいと思います!」

■田中 穣殿 大儀でござった。
 歴史は風林火山の「火」曜日に更新される!
 次回の更新は11月8日(火)ゲームデザイナー「なかむら まこと」殿の登場でござる!
 楽しみに待つ也!
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